Forex(外国為替)とは何かで説明したように、FXマーケットは1日24時間、週5日オープンしています。世界のある地域が目覚めると、トレードの中心はその地域に集中し、一日が世界中で展開するにつれて、金融センター間でゆっくりとシフトしていきます。
主なFXトレーディングセッションの概要は以下の通りです:
基本的なルールとして、各通貨ペアは対応するセッションでトレードするのが有利です。例えば、豪ドル/米ドルは、マーケットを動かすニュースリリースがある為、比較的静かなシドニーセッションで動きやすいでしょう。一方、EUR/GBPは、欧州も英国も眠っている状態なので、アジア時間帯に同じような動きをする可能性は低いでしょう。
さて、お分かりのように、いくつかのFXトレードセッションは互いに重なっています。この時間帯は、流動性の高いマーケットが形成され、質の高い動きが発生することが多いため、FXトレードに最適な時間帯の一つと考えられています。しかし、なぜ質の良い動きとみなされるのでしょうか?動きは動きであるべきではないのでしょうか?すべての動きがトレードに適しているわけではありません。
例えば、NYトレーディングセッションの終盤の流動性の低い時間帯の動きは、持続的で予測しやすい動きではなく、フェイクアウトになりやすいかもしれません。マーケットが最も流動的で、動きが良いロンドンセッションのオープン時にブレイクアウトトレードを行う方がはるかに良いでしょう。FXのセッション図では、主要なマーケット参加者が主要な注文をオープンまたはクローズする可能性があるセッションオープンやクローズなどの重要な時間に注意して下さい。
FXの全てと同様に、ここでも何も決まっていません。比較的静かなアジア時間にブレイクアウトが起きたからといって、教科書に書いてあるように、それが自動的にフェイクアウトになるわけではありません。
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